こんにちは、ウチダショウマです。
さて、ビジネス書の紹介記事第 $1$ 弾として、最近読んで非常に良かった「社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった」をご紹介させていただきます!

お、今日は数学とは関係ない記事なんだね!

でも、その本有名だし、ちょっと気になってたんだよね!
ということで本記事では、この本のあらすじや面白いポイント、またこの本から僕が学んだ知見について
- 東北大学理学部数学科卒業
- 教員採用試験1発合格 → 高校教諭経験アリ
- 現在プロの塾講師
の僕がわかりやすく解説します。
「社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった」の面白いポイント3点
この本は、かの有名なYouTuberである「鴨頭嘉人(かもがしらよしひと)」さんも自身のバイブルであると紹介されているぐらい、有名なビジネス書ではあります。
簡単なあらすじをまとめると…
本当に、タイトルそのまんまの内容になっております。笑
さて、あらすじをまとめるだけじゃ面白くないので、ウチダショウマ独自の視点で「ここがおすすめ!ポイント」を順に解説していきたいと思います。
①主人公がガチヤンキー
この本の著書である「香取貴信」さんは、自身のYouTubeチャンネルを開設しており、精力的に活動されております。

どうですか…イケイケでワイルドなおじさんですよね笑。(もちろん褒めてますよ!!)
本を読めばわかりますが、「これでもかっ!」と言うほどコテコテのヤンキーと言うかなんというか、、
とにかく、社会をなめている具合が半端ないです。w
でも、もし仮に主人公が最初っから優等生だったら、この本は売れたでしょうか?
僕は読んでいて、「元ヤンキーの香取貴信さんの更生物語」のように思えて、ビジネス書でありながら小説のように感じました。
だからこそ、多くの人の心に刺さる本になったんだと思います。
②先輩方の口調まで再現している
一般的にビジネス書というのは、客観的で論理的な文章で書かれていることが多いです。
ただこのビジネス書の面白いところは、「基本会話ベース、それも再現度の高いもの」であるという点です。
なので会話の表現として
- 三点リーダー(…)
- 二重ビックリマーク(!!)
これらが頻繁に登場するんですよ。笑
これ、僕は読んでいて、非常に面白かったですね。
というのも、登場人物の人柄って、ある程度読者の想像に任せている部分が大きいと思うんです。
んで、その割合があまりにも大きすぎると、登場人物を具体的にイメージすることができなくて、世界観に入り込めないことがあると思うんですよ。
ただ、この本に限ってそんなことはありません。
たとえば、主要人物の一人である「町丸さん」がどんな人物かというのは、この本を読んでいる人であれば何となく答えられるかと思います。

僕個人的に、後半部分で登場する「低橋さん」の人柄がめちゃくちゃ想像できて、とても楽しかったですね。
③抽象度を上げすぎない構成
これもビジネス書あるあるですが、抽象度が高すぎて何が言いたいのかよくわからない本も中にはあります。
ですが、この本は基本具体論しかないので、「あ、なるほど。」と全てのエピソードに対して納得ができるのです。
また、具体的なエピソードをある程度抽象化している部分もありますが、その抽象化度合いも丁度いい。
「抽象化しすぎずしなさすぎず。」絶妙なラインを突いているので、人によって感じ方が違うのも、この本の良いところだと思います。

以上、僕が面白いと感じた3つのポイントでした!ではここからは、具体的に学んだことをご紹介していきます。
「社会人として大切なことはみんなディズニーランドで教わった」から学んだこと3選
では早速、ウチダショウマが個人的に特に学びになったと感じたことを $3$ つ、ご紹介していきたいと思います。
①後輩との接し方
まずは、主人公の先輩である「町丸さん」「生重さん」「白さん」から一番学びになったことは、”どんなに年下でも一人の人間として尊重する姿勢”です。
言ってしまえば、主人公は彼らにとって
- 大勢のアルバイトスタッフの中の一人
- くそ生意気な、社会を何も知らない16歳
ではあるわけです。
それにも関わらず、彼らは香取さんを一人の人間として接し、香取さんの成長を誰よりも身近で応援していました。
だからこそ、香取さんも「社会人とはこうあるべきだ」という正しい姿勢を彼らから学ぶことができ、今日のこの本の大ヒットにつながったんだと思います。

しかもこの本の出版を勧めた張本人が、大先輩である町丸さんというのも、感動ポイントですよね。
具体的に、一人の人間として尊重してくれたエピソードとして
- アルバイトなのに名前が彫られたネームプレートが初日に用意された
- 初日から「香取さん」と読んでくれて、叱る・褒める・教えることを根気強くしてくれた
以上のようなことが書かれております。
なぜ後輩との接し方が僕にとって一番響いたのか
それは、やはり僕が塾講師であり、年下と関わる機会がものすごく多いからでしょうね。
やはり人間、どうしても年下の人間は自分より劣って見えることもあります。
なので、年齢と年齢を引き算で考えてしまうことも往々にしてありますよね。
たとえば、$25$ 歳の僕が $15$ 歳の人を見て、「 $25-15=10$ 年分のことを教えてあげないと…」と考えてしまうようにです。
ですが、本当にそうでしょうか?
僕はこの本を読んでから、引き算ではなく足し算で考えなければいけないな、と強く思うようになりました。
確かに経験の差で言ったら、$25$ 歳と $15$ 歳の間には $10$ 年分の差があることは事実です。
しかし、$15$ 歳の人にはその人だけの $15$ 年分の人生があることも、これまた事実なのです。
だから、できる上司・できる教育者というのは、「$15$ 歳の子供から教わり、$25+15=40$ 年分の学びを得る」という発想ができる人だと思うんです。
科学に置き換えると「結晶性知能と流動性知能」の話
少し科学的な話もしておきましょう。
結晶性知能とは
のことを指し、流動性知能とは
のことを指します。
また、その $2$ つの知能を組み合わせて使う能力としては、
- 推理力
- 判断力
- 発想力
- 記憶力
- 計算能力
のようなものが挙げられます。
さて、つまりですね。
経験が増えればもちろん上がる能力も大いにありますが、逆に下がる能力もあることを知っておくべきだ、というのが私の結論です。

僕もそろそろ $26$ 歳という、$20$ 歳より $30$ 歳の方が近い年代に突入します。なので、これからは年上からだけでなく年下からも学ぶことが増えるだろう、と覚悟を決めている最中ですw
②お客さん一人ひとりに壮大な物語がある
さて、続いて学んだこと $2$ つ目は、「お客さん一人ひとりに壮大な物語がある」ということです。
この本では、非常にわかりやすいエピソードとして
- 駐車場にある、ナンバーが鹿児島の中古ボルボの話
- 九州で働いていた際の、スタッフみんなでのディズニー旅行の話
の $2$ つが紹介されています。
これまた、現塾講師であり元教師である僕には非常に刺さったんですよね~。
というのも、どうしてもお客さんのことを「大多数の中のひとり」として捉えてしまうことってあるんです。
それはよくない…と頭では分かっていても、気がつくと正論で黙らせたり、話半分で話を聞いてしまったりしてしまいがちです。笑
ただ、こういうエピソードを聞くと、「そうだよな~。人一人ひとりに壮大な物語があって、どれも軽んじることはできないよな~。」と、本当の意味での”お客さんファースト”を考えることができるようになります。

正直、教員のときは「1対多数」としか生徒を見ることができていなかったと、今になって反省しております。今は個別指導の塾に勤務して、できる限り生徒一人ひとりのことを真剣に考えられているので、前よりずっと幸せです。
後になって後悔しても、帰ってこない時間もあります。
どんな仕事に就くことになったとしても、お客さんの人生を想像して、仕事をしていきたいものですね。
③頂いたお金以上の価値を提供して、はじめて本物のサービスと言える
さて、最後は「自分がいまやっている仕事のサービスの質は、本当にサービスと言えるものですか?」という、非常に胸が苦しくなるお話です。笑
この本では、わかりやすいエピソードとして
- トイレについた汚れ物をほぼ素手で掃除する、$16$ 歳の女の子の話
- きれいにしたトイレをお客さんに使われてイライラした話
の $2$ つが紹介されています。
②でも出てきた”お客さんファースト”の考え方と非常に近い話ではありますね。
ようは、「あなたがサービスだと思っているものって、実は単なる自己満足になってませんか?」と自分を省みる必要があるということだと、私は捉えました。
これも、塾講師として働いているとあるあるなんですよ。。笑
こちらとしては「よし!とてもいい指導ができた!」と思っていても、結局生徒の意識改革・行動変容につながらなければ無意味ですから、、

もちろん、塾講師としてできることは限られています。しかし、「それ、自己満足になってない?」という視点を持っておくことは、あらゆる仕事でミスをしないための重要な考え方だと、心の底から思うようになりました。
まとめ:社会人として大切なことを本当に教えてくれた、非常にオススメできる本です!
私がこの本から学んだことを、改めて $3$ つまとめます。
- 年下からも何かを学ぶ姿勢を忘れるな!
- あなたが思っている以上に、お客さん一人ひとりに壮大な物語・背景があるよ!
- 頂いたお金以上の価値を示してこそ、本物のサービスだと言えるんじゃないか?(その仕事、単なる自己満足になってない?)
全社会人にとって刺さる内容であることは間違いないです!
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おわりです。
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